SixTONES×Snow Man「少年たち」を元高校演劇部員演出担当がみた
9/14(木)と9/26(火)日生劇場 昼公演
「少年たち〜Born Tommorow〜」を見たのですが、本当に素晴らしい舞台でした(めっちゃ前ですみません。松竹終わる前には投稿したかった!)
素晴らし過ぎたので今回は気色を変えてお送り致します!
去年は受験生でおととしは高校生で平日は学校だし土日は演劇部の練習と大会でどうしても来れなかったので2年越しの夢の「少年たち」
おととしは演劇部だった自分をめちゃめちゃ恨みましたが笑
でも、演劇部だったおかげで自分なりの視点で見ることができてとっても楽しかったです♡
あ、ちなみに演劇部といっても私は役を演じていたわけではなく、演出と舞台監督という裏側のまとめる立場をしていました!
普通に感想を書くのもありきたりでつまらないので、そんな私の視点も交えて書いていきますね
(追記:2ヶ月くらいかけて書いているので明らかにテンションの違いで後半のほうがPOPで面白くなっているとおもいますw前半はあまり面白くないのでよかったらスクロールしてください)
いきなりこんな具体的な話で申し訳ないんですけど、一番「さすがプロ!」って思ったこと
それは「暗転(あんてん)」のこと
暗転ってのは簡単に言うと舞台が一旦暗くなるということです。暗くなれば明るくならなければならないそれが
「明転(めいてん)」
これがね!!一番の敵なんです!!(他のところは知らないけど私の学校では永遠の敵だった)
どうしても場面が変わるとき、セットを変えるときに暗転が必要になります。でも暗転がありすぎてしまうと観客がすっと世界観から自分の方へ戻ってきてしまったり飽きてしまったりするんです
どうやって暗転を短くするか、回数を少なくするか、それが演出をする上でのポイントでした
「少年たち」では暗転なんてありました?って感じでしたよね舞台転換もスムーズだし…あのセットまじでほしい
どうやって人を乗せながら動かしてるの…謎
どこかにまとめて20秒くらい暗転のある場面がありましたが途中途中にないから全然許容範囲ーあー羨ましいー
はい、次
本当にアドリブ力がすごい!ジャニーズだからなのか、3年間やってきたからなのか?わからないけどどこまでがアドリブで、どこまでが決めてきている部分なのかわからないし!?本当に驚愕しました。
高校演劇では、あまりアドリブをしないし、そもそも出来ない人が大多数なんですが、こんなにアドリブがあることで面白くなるならちょっと取り入れてみてもいいのになって思いましたw
そしてそして
ジャニーズという男の子しかも青年しか出演者がいない中で、女性や老若男女をどう演じていくか、また登場させずに物語を進めていくかという葛藤が見えた気がしました。
高校演劇は高校生しかいないし、ましてや圧倒的に片方の性別が多いとき、どうしていくか多くの学校が悩むことなんですが「少年たち」では一切不自然さを感じることなく見れたので、やはりすごく考えられてるのではないかと思います。そのために場面設定も刑務所の中なのかな?とか考えたり…?(※ただの憶測です)
-後半戦-
個人的に萌えたのが!!!(突然)
出てきた小道具を自分たちで片付けるというところ!!!
たとえば、ゆごじゅりの場面の伝単とか?
もっともっと出演者の多い舞台になれば黒子とか、他のメインではない出演者が拾うこともあると思うんですが何せ登場人物は12人。出てきた小道具は自分たちで片付けないと次の場面に進めないのですww(かわいいいい♡)
ここ2人で打ち合わせして試行錯誤したんだなーって勝手に想像してます←
確かにレポで毎回話題になるところでもありましたよね!
そしてもう1つ共感したのが!!
突然の「劇中劇」
めっちゃ、あるある!!
♪演劇あるある いいたいー (Hey Hey)
演劇あるある 言うよー (Hop Step Jump)
※ガムシャララ!に乗せて歌いました(既視感)
ふかほく兄弟のところです!!!(北斗くんが自担なのでテンション高め)
みんな「北斗くんが一瞬死ぬよ!!」って言ってたから、なんのことかと思ってたら「そうゆうことか!!」ってなりました!
彼らは当時戦時中の再現をしていたんですね 。あれが実話かどうかはわからないのですが、橋の下にしか行けなかった兄は生き残り、防空壕の中に入れた弟は死んでしまう…
兄弟という共通の設定から結びついた当時の一場面を演じてみるって
素晴らしい発想ですよね?
劇の中にいれる劇を劇中劇というのですが、とてもよくある手法なのです。私たちも急に桃太郎とかやりました←(なんの話)
ですが、上手く入れないと世界観がおかしくなったり観客が置いてけぼりになってしまったりするんです
どういうタイミングでどのようにいれるかが鍵なんですよね
劇中劇後の切り替わりもスムーズで、すッーと世界観に戻って来られたのもとても素晴らしかったです
後から少年倶楽部収録での様子をちらっと聞きましたが、「少年たち」を引きずってる様子w それもすごいあるあるだなー!なんて感じましたw
ふと発した言葉に、セリフがあるとそのまま続けて言いたくなっちゃうんですよねー!
まだまだ、職人側の照明さんや音響さんの話とかもしたいんですけどそれはまた別の話なのでやめときますね(あと観劇後すぐに書き始めたのにこんなに時間が経ち過ぎて全部忘れた)
最後に!
【勝手にだけどSixTONESを高校演劇にいるタイプとして当てはまりそうな人を当てはめてみた】
の前に!事前知識として高校演劇の説明を加えます。大きな大会は年に1回。その大会は秋なため、進学校だと2年生のときの大会が最後の出演でありメイン
という、うちの学校の設定でいきまーす笑
(※尚、すでに私の先輩や同学年での前例があって当てはめただけなので本人たちとの背景などは関係ありません。もしSixTONESに演劇部の役の映画のオファーがきたら誰が演じる?みたいな感じでお楽しみください)
ジェシー 2年生
幼い頃から地元の子ども劇団で演劇をしてきた そのため高校に入ったら演劇部に入ろうと決めていたタイプ
子ども劇団とは勝手が違い戸惑うことも多かったが、やはりその頃からやっているだけあって1年生にしてさすが基礎ができている 今回の台本はジェシーを主にして書いた(or探した)
大我 2年生
感受性豊かで物語の奥の奥まで読み込めるタイプ(たぶん国語の点数めっちゃいい)1年生の頃から先生たちから光るものがある期待されていて今回大事な役を任された
慎太郎 1年生
現在1年で、声の通りがよかったり声量もあることから次期主演だとずっと言われている
ただ、「ピシッと立て」とよく演出の先輩に注意されがちなタイプ
北斗 2年生
入部当初はあまり期待されていなかったが、演劇が大好きでたくさん見たり、物凄い努力家でもあるためこの1年のうちに演技力や滑舌などを練習したためみるみる成長して認めてもらえた
そのため最後の大会でいい感じのポジションの役が貰えるタイプ
樹 2年生
高校は遊んで過ごしたかったため 楽そうな部活をえらんつもりだったが、意外と忙しく入部数ヶ月は「こんなつもりじゃなかったー!」が口グセだった。だが、周りが演劇に対してとても熱心だったので退部を(ちょっと)考えてたけど辞めたいと言えず、ずるずるといたら結局最後までいたタイプ
でもやるときゃやるいい役者
元々、なんでも器用にこなすから滑舌練習とかサボってたくせに普通に上手い(ずるい)
優吾 2年生
元々は技術職希望で1年の時には照明をしていた
だけど、照明席から照らす役者がだんだん羨ましくなってきて 自分もスポットライトを浴びたい!と1年の文化祭の終わった頃に直談判して役者に
照明だからといって滑舌練習もおろそかにせずやってきたため、みんなよりは遅れてしまっていたものの無事、味のある役者に成長した
以上ですー!
まだまだ大阪松竹座の公演が残ってますので、先ほどの視点も入れてよかったらご覧してみてください♡
スノストもあとちょっと!がんばれー🎌